1Q84 BOOK3<10月-12月>*村上春樹

  • 2011/02/11(金) 11:28:20

1Q84 BOOK 31Q84 BOOK 3
(2010/04/16)
村上 春樹

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そこは世界にただひとつの完結した場所だった。どこまでも孤立しながら、孤独に染まることのない場所だった。


青豆と天吾の章に牛河の章が加わって物語りは進む。前仁作よりは、どこかにあるはずの着地点を目指して進んでいるように見える。ミステリのなぞが解き明かされるときに向かうような高揚感もある。だがいつしかそれさえも錯覚だったのかと思わされるようにもなるのだった。さきがけとはなんだったのか、老婦人の思惑とはなんだったのか、そんなあれこれがことごとく霧消してしまうような結末であると感じたのはわたしだけだろうか。言ってみればこれはただの、長い長い再会までの物語である。わたしにとっては、コースターに乗り込みじりじりと上昇したが頂上の先にはレールがなかったような心地の一冊である。




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  • From: itchy1976の日記 |
  • 2011/02/17(木) 20:24:40

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