ブックストア・ウォーズ*碧野圭

  • 2011/03/09(水) 17:10:08

ブックストア・ウォーズブックストア・ウォーズ
(2007/10)
碧野 圭

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27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。


書店に限らずおそらくどこの職場にも大なり小なりあるだろうと思われる、女同士のやっかみや張り合い、それに加えて男の嫉妬や裏切り、そして追い落としなど、女性が思い切り仕事を仕様とすると必ずと言っていいほど悩まされることごとが盛りだくさんである。仕事のやり甲斐や職場への愛とは裏腹に、派閥争いや妬み中傷は嫌でもついてくるのである。亜記と理子という二人の主人公も、前半ではどちらも性格にいささか問題ありという感じで、二人の確執の行方が興味深かったが、個人的な利害を超えて手を結んだ後半は、スカッと気持ちよくさえあった。お定まりの筋立てとも言えるが、胸のすく一冊だった。

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