無花果の実のなるころに*西條奈加

  • 2011/03/18(金) 16:58:20

無花果の実のなるころに無花果の実のなるころに
(2011/02/24)
西條 奈加

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父の転勤に同行せず、神楽坂の祖母と暮らすことを決めた中学二年生の望。包丁も持てない祖母は面倒くさがりで、気が強くて、決して世話好きには見えない。でも「お蔦さん、お蔦さん」と誰からも頼られるような、不思議な吸引力を持っている。そんなお蔦さん目当てに人が集まってくるから望も何かと忙しくて…。お蔦さんや学校のみんなに振り回されつつも少しずつ成長していく望の、あたたかくて少しだけ波乱のある爽やかな日常。表題作を含む六編収録の短編集。


表題作のほか、「罪かぶりの夜」 「蝉の赤」 「酸っぱい遺産」 「果てしのない嘘」 「シナガワ戦争」

お蔦さんが探偵役のミステリでもあり、中二の望(のぞむ)の成長物語でもある。登場人物が大人も子どももみんないい。ほっと安心し、あたたかな気持ちになれるのも嬉しい。著者には珍しいタッチの現代物の一冊。

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