十階―短歌日記2007*東直子

  • 2011/03/22(火) 06:51:35

十階―短歌日記2007十階―短歌日記2007
(2011/01)
東 直子

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2007年1月1日から、12月31日まで、ふらんす堂のホームページで「短歌日記」として毎日掲載されたものをまとめたもの。


日記部分、その日その日のエピソードからしてすでに詩のようである。書かれすぎていないのがとてもいい。想像力をかきたてられて。わたしには真似できないのでなおさらである。歌はもちろん東直子である。歌だけが並んでいるのもいいけれど、ほんの数行の日記に添えられているだけで、瞬くうちに運ばれてゆく心地がする。その場所は作者がいた場所とは違うかもしれない――いや違うだろう――けれど、そのことがまたきゅんとうれしい。一首の歌のなかに読む人の数だけの世界が広がるのだろう。胸にぎゅっと抱きしめていたい一冊である。

ちなみにわたしの誕生日に詠まれた歌はこちら
 「この街が廃墟になっても後ろ手に空を見上げたままなのでしょう」

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