いとま申して―『童話』の人びと*北村薫

  • 2011/04/02(土) 16:51:34

いとま申して―『童話』の人びといとま申して―『童話』の人びと
(2011/02)
北村 薫

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若者たちの思いが集められた雑誌「童話」には、金子みすゞ、淀川長治と並んで父の名が記されていた―。創作と投稿に夢を追う昭和の青春 父の遺した日記が語る“時代”の物語。


父の残した日記が下敷きにはなっているが、単なる日記紹介とか人物伝などというものとはまったく違った一冊である。大正から昭和にかけての時代背景やその時代特有の空気、そして作家を目指す人びとのもたらす熱風のようなものを、単に息子という視点に留まらず、同じ作家として、またその後の時代を生きる者としての視点を持ってみつめているように思われる。静かながら熱い風を感じる一冊である。

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