箱庭図書館*乙一

  • 2011/04/12(火) 17:04:30

箱庭図書館箱庭図書館
(2011/03/25)
乙一

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少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。


「小説家のつくり方」 「コンビニ日和!」 「青春絶縁体」 「ワンダーランド」 「王国の旗」 「ホワイトステップ」

タイトルからしてとても心惹かれる。そしてどの物語もとても面白い。投稿作品のボツ原稿を著者がリメイクした物語だそうである。素直にまっすぐに進んでいるかと思いきや、ラスト近くのほんのひと捻りでさらっとかわされてくらっとする。元は別々の作者が書いた物語が、連作になっているのもすばらしい。潮音さんに興味津々である。とても魅力的な一冊である。

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この記事に対するコメント

コメントへのお返事ありがとうございます。
管理人さん、これほど短編を読まれていて、乙一が児童書1冊しかないのがちょっと不思議でした。なんかちょっとほっとしたりして。
個人的に「石ノ目」(せつな系のホラー集です)や「さみしさの周波数」など初期短篇集が好きなので。
そう言えば、祥伝社のLove or Likeにも書かれている中田永一は乙一の別名義ですね。
祥伝社文庫から出ている短篇集「百瀬、こっちを向いて。」もいいです。
といっても乙一が管理人さんの好みに合うかどうかはわかりませんが。
ちなみに「Love or Like」では本多孝好の「DEAR」が一番好きなのですが、「さみしさの周波数」所収の「未来予報」はそれに近い読後感です。
最後に、余計なおまけですが、これらに近い感覚ということで「秒速5センチメートル」(新海誠監督)という連作短篇アニメーションがあります。
1時間足らずで、それこそ短編小説をアニメにした感じです。
ツタヤかゲオで100円くらいで借りれるので、今の季節にちょっとお薦めです。

  • 投稿者: ねこ
  • 2011/04/12(火) 23:23:46
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乙一さんの別名義、知りませんでした。

乙一作品はほかにも数冊読んでいますけれど
ホラーが苦手なので、割と作品によって好き嫌いがわかれる著者でもありますね。

いろいろお薦めありがとうございます。
『さみしさの周波数』、魅力的なタイトルですね。
読んでみます。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/04/13(水) 06:38:52
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