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午前三時のルースター*垣根涼介

  • 2011/05/28(土) 13:44:08

午前三時のルースター午前三時のルースター
(2000/04)
垣根 涼介

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旅行代理店勤務の俺は失踪した父親を探す少年に同行しベトナムを訪れる。現地の娼婦や運転手の協力で俺達が知った切ない真実とは


ジュエリー・ナカニシの娘婿である父が失踪し、その後ベトナムでビデオに写った父を見た息子・慎一郎は、高校進学のご褒美としてベトナムへいかせてもらう約束を祖父から取り付けた。プライベートな添乗員として白羽の矢が立ったのが旅行代理店勤務の長瀬だった。ちゃっかり同行することになった長瀬の友人源内と三人でベトナムに着いたとたん、前途が多難なことを重い知らされる。ホテルやガイドの予約がすべて何者かによってキャンセルされていたのだった。
現地で運転手やガイド役を探す長瀬の手腕がまず見事である。結局最後まで彼らに助けられたとも言える。追いつ追われつのカーチェイスもあり、追っ手をかわす作戦の妙もあり、また中西家のお家事情も絡み、なかなか愉しめる一冊である。




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じゃじゃままブックレビュー

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午前三時のルースター 垣根涼介著。

≪★★★☆≫ 垣根氏のデビュー作になるのか。 すっごい読みやすかった、そしてすぐに引き込まれた。 少年の父に一体なにが起こったのか。4年前失踪して、当時発見された血まみれの上着。 ところが3年後、父親の姿が偶然テレビに。 そりゃあ、もう一体なにが起こったの…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2011/05/29(日) 23:26:23

この記事に対するコメント

引き込まれる物語でした。
そして、「ボーダー」で再会できて、読者への嬉しいプレゼントでした。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2011/05/29(日) 23:34:39
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垣根さん、あまり読んだことがなかったのだけれど
「ヒートアイランド」シリーズ、ちょっと追いかけてみようかしら。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/05/30(月) 06:43:59
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