不思議の扉―ありえない恋―大森望・編

  • 2011/07/14(木) 20:15:07

不思議の扉   ありえない恋   (角川文庫)不思議の扉   ありえない恋   (角川文庫)
(2011/02/25)
大森 望

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古今東西、不思議な味わいをもつ短編小説の中から、本読みのプロがすすめるベストはこれ。シリーズ第3弾のテーマは「ありえない恋」。庭のサルスベリが恋したり、愛する妻が鳥になったり、腕だけに愛情を寄せたり―。奇想天外なラブストーリー。


「サルスベリ」梨木香歩  「いそしぎ」椎名誠  「海馬」川上弘美  「不思議のひと触れ」スタージョン  「スノードーム」三崎亜記  「海を見る人」小林泰三  「長持の恋」万城目学  「片腕」川端康成

既読のものもいくつかあったが、こうして「ありえない恋」という括りで並べられているのを見ると、また格別な趣である。不思議度も増す。「ありえなさ」という点ではどの物語も甲乙つけがたいが、背筋に冷たいものが這い上る心地にさせられるのは「いそしぎ」と「片腕」だった。扉を開けてしまった心地の一冊である。

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