みなも*石田千

  • 2011/08/08(月) 16:38:36

みなもみなも
(2011/07/01)
石田 千

商品詳細を見る

ついえてゆく愛、さざなみたつ心―。とめどなく寄せては返す想いに目をこらし、愛の蜜から毒までをあまさず舐めつくしたうつろいの日々の物語。


投げ入れれば大きな、小さな波が立ち、水底の泥をかき回して濁らせる。見る、聴く、触れる、身を取り巻くありとあらゆることが心の内側へと向かっていく。そんな一冊である。実らない、苦しい人の想いが静かでありながら狂おしく書き切られていて身悶えする心地で読んだ。投げ入れたものが静まれば、水面は光を映す。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する