放浪探偵と七つの殺人 増補版*歌野晶午

  • 2011/09/14(水) 11:10:20

増補版 放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)増補版 放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)
(2011/05/13)
歌野 晶午

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なぜ死体は動いたのか?殺人者が犯した、たった一つの過ちとは?「家シリーズ」の名探偵
信濃譲二が奇想天外な難事件の謎を見事な推理で解決する七つの短編に、幻の未収録作品「マルムシ」を加えた試みと驚きに満ちた傑作ミステリー八編。


いつも違う職業、違う身分で事件関係者の近くにいる、まさに神出鬼没の信濃譲二である。黄色いタンクトップにビーチサンダルという格好でどこにでもいつの季節にも現れるのも彼らしい(のか?)。本質というか実体がなかなかつかめない信濃譲二であるが、その観察眼と着目、そして想像力と推理力は折り紙付である。それぞれまったく異なる趣の殺人事件だが、信濃譲二の手にかかればなにほどのこともない、ように見える。あとがきに書かれているようにある理由によりいままで発表されなかった「マルムシ」もあれこれ動機を想いながら読んだ。中身の詰まった一冊である。

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