花の鎖*湊かなえ

  • 2011/09/21(水) 19:34:32

花の鎖花の鎖
(2011/03/08)
湊 かなえ

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毎年届く謎の花束。差出人のイニシャルは「K」。女たちが紡ぐ感動のミステリ。


英語教室の元講師・梨花、なかなか子どもに恵まれないが夫婦ふたり仲良く暮らす深雪、アカシア商店街の人気者で絵画教室の講師の紗月。地方の町に暮らす三人の女性を軸に、きんつばが名物の和菓子屋・梅光堂や山本生花店、そしてさまざまな花を鎖のように繋いで物語りは進んでいく。半ば過ぎまではなんの疑念もなく平面として物語を愉しみ、どんな風にひとつになっていくのだろうと思っていたが、ふとした表現からそれまでの思い込みが覆され、物語が急に陰影を持った立体として浮かび上がってきたのだった。そこから先は、ひたすら真実を知りたくてページを捲った。哀しくやるせないけれど、強く揺るがない愛を湛えた一冊でもある。



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じゃじゃままブックレビュー
笑う学生の生活

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花の鎖 湊かなえ著。

≪★★★≫ 毎年正体不明のKという人物から花束が届く梨花。愛する夫に尽くし、愛されている美雪。 一番会いたくない元友人から一番頼まれたくないことを頼まれ悩む紗月。 両親を亡くし、祖母の手術代を借りるために「あしながおじさん」であるKに会おうとする梨花。 …

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2011/10/19(水) 16:51:25

花が繋ぐ

小説「花の鎖」を読みました。 著者は 湊 かなえ 3人の女性の話が同時進行で語られていく いやー 今回の構成はやられました まさに鎖のように繋がっていく 正直 今までのような 毒、悪意感は薄く 読書感も非常に良かった。 「往復書簡」でも思ったが 新境地といえ...

  • From: 笑う学生の生活 |
  • 2011/12/03(土) 11:44:07

この記事に対するコメント

ふらっとさん、すごいですね~。
私全然立体として浮かび上がってこなかったですよ。(苦笑)
どう繋がるのかな~って思いつつ、結局、えっと~って紙に書いて自分で納得しました。(笑)
祖母の代が一番切なくなかったですか?叔父夫婦や従兄、その嫁も嫌な奴ってことで、結局はいつもあの一家が悪いように関わってきて。
でも、いつもとは余韻が違いました。浸りましたね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2011/10/19(水) 16:55:19
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いつもの湊作品とは構成も後味も違う一冊でしたね。
同じ町に、現在だけではなく積み重ねられてきた歴史があるのだということがよくわかりました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/10/19(水) 17:04:33
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