かばん屋の相続*池井戸潤

  • 2011/10/04(火) 17:02:29

かばん屋の相続 (文春文庫)かばん屋の相続 (文春文庫)
(2011/04/08)
池井戸 潤

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池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。


表題作のほか、「十年目のクリスマス」 「セールストーク」 「手形の行方」 「芥のごとく」 「妻の元カレ」

どの物語も、銀行と中小企業の関係を描いたものである。銀行員や企業が違っても、両者にとって生き残るかやられるかの駆け引きであり、だがそれだけではない思い入れや熱い思いがあることが見て取れる。それぞれの感情の機微や立場による葛藤、そして真剣さが伝わってくる一冊である。




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じゃじゃままブックレビュー

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かばん屋の相続 池井戸潤著。

≪★★★★≫ 6編の短編小説。ああ、こんな感じの小説、池井戸氏の初期によく読んだよね。 銀行から融資を受けられるか、受けられないか。中小企業の苦境と、助けてやりたいのと、組織のしがらみでどうしようもない銀行員の葛藤。 「十年目のクリスマス」 十年前、融資…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2011/11/22(火) 22:48:06

この記事に対するコメント

「セールストーク」や表題作はスカッとしましたね。
「かばん屋の相続」、ラストは明らかで、読み終えるのが勿体なくて何度も中断してしまいました。(笑)好きですね~、池井戸さんのこういう小説。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2011/11/22(火) 22:57:00
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いいですよね~♪
「お父さん、さすが!」と胸がすく心地でした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2011/11/23(水) 06:38:15
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