真夜中の探偵*有栖川有栖

  • 2011/11/05(土) 07:45:19

真夜中の探偵 (特別書き下ろし)真夜中の探偵 (特別書き下ろし)
(2011/09/15)
有栖川 有栖

商品詳細を見る

〈もう一つの日本〉で探偵は何ができるのか第二次世界大戦後、南北に分断された日本ではすべての探偵行為が禁じられていた。父を逮捕された空閑純は、行方不明の母を捜し、自ら探偵になる決意を固める。


『闇の喇叭』につづく空閑純(そらしず じゅん)シリーズの二作目。
前作の最後に父が逮捕され、純は一時叔父の元に身を寄せたが、現在は高校へも行かずアルバイトを掛け持ちして自活している。父とは面会もできないまま、探偵だった両親に仕事を斡旋していた仲介者とも接触し、純はいよいよ探偵になって母を探す決意を強くするのだが、それほど容易いことではない。探偵としての名を「ソラ」とした純だが、今作は探偵ソラの初めての腕試しというところだろうか。誰が味方で誰が敵かさえも判然としない状況の中、否応なく大きな渦に巻き込まれていくことが予想されるソラの運命に興味津々である。2012年春に刊行が予定されている次回作『論理爆弾』を愉しみに待ちたい。探偵ソラ誕生の一冊。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する