探偵ザンティピーの休暇*小路幸也

  • 2011/12/22(木) 19:08:28

探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫)探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫)
(2010/10/08)
小路 幸也

商品詳細を見る

マンハッタンに住むザンティピーは数カ国語を操る名探偵。彼のもとに、日本人と結婚した妹・サンディから「会いに来て欲しい」と電話があった。嫁ぎ先の北海道の旅館で若女将になった妹の言葉を不審に思いながら、日本に向かった彼が目にしたのは、10年ぶりに目にする妹の姿と人骨だった―!謎と爽快感が疾走する痛快ミステリ。書き下ろし。


主人公のザンティピーはアメリカ人探偵なのだが、作中では映画「男はつらいよ」に影響された日本語を話すので、北海道の田舎町でも問題なく周囲と意思の疎通ができ、歓迎されているのである。旅館の主に嫁いだ妹と久しぶりに会い、のんびりと休暇を過ごすはずだったのだが、妹・サンディに持ちかけられた相談で俄かに不穏な休暇になってしまう。過去の事情や言い伝えの真実を考え合わせた解決は、日本のことをよく知っていて、しかも余所者であるザンティピーならではの決着のつけ方だと感心させられる。国を超えた人の暖かさを感じることのできる一冊である。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する