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異国のおじさんを伴う*森絵都

  • 2012/01/12(木) 17:02:26

異国のおじさんを伴う異国のおじさんを伴う
(2011/10)
森 絵都

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思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも、何度でも、豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を、鮮やかにとらえる森絵都ワールド。


表題作のほか、「藤巻さんの道」 「夜の空隙を埋める」 「クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の……」 「クジラ見」 「竜宮」 「思いでぴろり」 「ラストシーン」 「桂川里香子、危機一髪」 「母の北上」

どの物語もひとひねりあっておもしろい。というか粗挽きの黒胡椒の挽ききれていない大きめの粒をうっかり奥歯で噛んでしまったようなぴりりとした驚きが病みつきになる感じなのである。表題作ももちろんだが、「母の北上」もわたしはかなり好きである。あぁ、「藤巻さんの道」もいいなぁ。ともかくひとつ選ぶのがむずかしいおもしろさの一冊である。

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この記事に対するコメント

最近の森さんの作品は、ぐっと方向を変えたっていうか
以前から森さんの中で燻り続けていた火種が燃えだしたというか
すっかり作風が変化して
こんどはどんな感じで来るだろう?と、ワクワクします
短編集ですが、どれも不思議な終わり方でしたね
読後に世界が広がる、というより深遠な暗闇が続くといった印象でした

  • 投稿者: チョロ
  • 2012/01/15(日) 11:04:01
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ほんとうに変わりましたね、作風。
そして、読後に広がり深まるもの、実感しました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2012/01/15(日) 11:29:15
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