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プリティが多すぎる*大崎梢

  • 2012/02/26(日) 17:09:00

プリティが多すぎるプリティが多すぎる
(2012/01)
大崎 梢

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「なんで俺がこんな仕事を!」女の子雑誌で孤軍奮闘する新米編集者の爽快お仕事小説。


新見佳孝は四月の移動でローティーンむけのファッション誌「ピピン」の編集部に配属になった。文芸志望の佳孝は、これ以上ないほど腐り落ち込む。「なんで俺がこんな仕事を!」というわけである。編集の現場も勝手が違いすぎ、なにをどうしたらいいのかさっぱり判らず、もちろんやる気も起きない。新美南吉にちなんでかいきなり「南吉くん」と呼ばれるようになり、それにさえ閉口するばかりである。そんな南吉が、十代のモデルたちの悲喜交々の事情や健気さ、スタッフの真剣さなどを目の当たりにし、失敗を繰り返しながら、知らず知らずの内にその仕事や場に愛着を感じはじめる様子が、感動的である。南吉くん、元来真面目なのである。モデルとして活動を始めると輝きを放つ十代の女の子のように、南吉くんも見事に輝く日が来るかもしれない。いまはまだ未熟者だが、そんな期待も感じさせられる一冊である。

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