ルーズヴェルト・ゲーム*池井戸潤

  • 2012/03/25(日) 20:22:47

ルーズヴェルト・ゲームルーズヴェルト・ゲーム
(2012/02/22)
池井戸 潤

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「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。監督に見捨てられ、主力選手をも失ったかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。一方、社長に抜擢されて間もない細川は、折しもの不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを命じる。廃部か存続か。繁栄か衰退か。人生を賭した男達の戦いがここに始まる。


池井戸節全開である。おおよその展開は予想できても、お約束のように用意されているシナリオに胸のすく心地を味わい、カタルシスを得るのが池井戸作品の醍醐味であろう。今回も、開発力に自信を持つ青島製作所と、営業力が強みの大手・ミツワ電器との合併話と青島製作所野球部の廃部問題、高校野球時代の不幸な因縁話を軸に、人事の妙や、社員の矜持、愛社精神などを絡めて、絶妙な物語になっている。野球部の命運が気になるところだが、最後の最後でそうきたか、という展開である。志眞社長、カッコイイ。ページを繰る手が止まらない一冊である。



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じゅずじの旦那
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【ルーズヴェルト・ゲーム】(池井戸潤)を読了!

男には負けられない試合がある。いまこそ、ひとつに!  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルー

  • From: じゅずじの旦那 |
  • 2012/05/25(金) 11:26:59

ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤著。

《★★★★★》 文句なしの五つ星。 いつもの池井戸氏の会社経営物語に、社会人野球が加わって、倍楽しめた。 かつては名門と言われた青島製作所の社会人野球チーム。 いまや会社の...

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2013/03/04(月) 11:14:31

この記事に対するコメント

大満足でしたね!池井戸さんの作品らしく、危機がありラストにどんでん返し。
分かっちゃいるけどやめられない、って止まりませんね。
私の中では「空飛ぶタイヤ」に次いで池井戸さんに「たいへんよかったで賞」をあげたいです。(笑)
社会人野球の存続はどこも大変でしょうね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2013/03/04(月) 11:19:03
  • [編集]

>分かっちゃいるけどやめられない
ほんとほんと~♪

池井戸さんにはこの路線をずっと続けてほしいです。
読後スカッとする作品はうれしいです。

社会人スポーツは、野球に限らず大変そうですよね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2013/03/04(月) 13:35:43
  • [編集]

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