ビブリア古書堂の事件手帖2*三上延

  • 2012/03/27(火) 08:48:10

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
(2011/10/25)
三上 延

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鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。


またシリーズ逆読みになってしまった。一作目で何があったのか気にはなるが、事件としては一話完結の連作なので、充分愉しめる。坂口三千代の『クラクラ日記』、アントニイ・バージェスの『時計じかけのオレンジ』、福田定一の『名言随筆 サラリーマン』、足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』にまつわる謎を、ビブリア古書堂の美しい女店主・篠川栞子が解き明かす、という日常の謎ミステリである。店員として働く大輔の目線で語られることによって、客観的に眺められるようにもなり、二人の関係にも興味を引かれる。栞子さんと失踪した母とのこともこれからどうなるのか気がかりである。一作目も次回作も早く読みたい一冊である。

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