中途半端な密室*東川篤哉

  • 2012/04/19(木) 19:42:05

中途半端な密室 (光文社文庫)中途半端な密室 (光文社文庫)
(2012/02/14)
東川 篤哉

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テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ四メートルの金網が。犯人が内側から鍵をかけ、わざわざ金網をよじのぼって逃げた!?そんなバカな!不可解な事件の真相を、名探偵・十川一人が鮮やかに解明する。(表題作)謎解きの楽しさとゆるーいユーモアがたっぷり詰め込まれた、デビュー作を含む初期傑作五編。


表題作のほか、「南の島の殺人」 「竹と死体と」 「十年の密室・十分の消失」 「有馬記念の冒険」

正直、「謎解き~」シリーズは、これ以上追いかけなくてもいいかな、という感じだったのだけれど、この短編集は、初期の頃の作品ということで、コミカルなタッチではあるものの、「謎解き~」シリーズほどぶっとんでいないからか、期待以上におもしろかった。ミステリ部分がしっかり立ち上がっているので、個人的にはこちらの方が好みである。表題作だけが十川一人が探偵役で、ほかは探偵役の山根敏とワトソン的な七尾幹夫のコンビが主役なのだが、彼らのシリーズならもっと読んでみたいと思わされる一冊だった。

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