夢より短い旅の果て*柴田よしき

  • 2012/08/15(水) 17:01:58

夢より短い旅の果て夢より短い旅の果て
(2012/06/30)
柴田 よしき

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四十九院(つるしいん)香澄は“その道では有名な”鉄道旅同好会に入会した。鉄道に興味はなかったが、彼女には同好会に絶対に入らなければいけない理由があった。急行能登、飯田線、沖縄都市モノレールゆいレールに、こどもの国、越後湯沢、雨晴、日光…。一つの線路、一つの駅に集う多くの人々、様々な人生と交錯する中、彼女自身も自分のレールを敷きはじめていく。ありふれた日常をちょっぴり変える、珠玉の鉄道ロマン。


鉄道ロマンとはいうものの、ミステリか?と思わせる要素もあり、ただ大学の同好会の一員として鉄道の旅を愉しむのとはひと味違った緊張感があるのが、旅の愉しさをより好いものにするスパイスになっている。著者の鉄道への愛が登場人物それぞれを通してページのこちら側にも伝わってくるし、鉄道の愛好者でなくともこの路線に乗って、この駅で降りてみたいという気にさせる一冊でもある。列車や旅先での出会いは、都心の雑踏での出会いとは全く違う親近感を伴っており、それがまたいっそう旅を素晴らしいものにしているのだろう。主人公・香澄のこれからの旅を応援したくなる一冊でもある。




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夢より短い旅の果て 柴田よしき著。

《★★☆》 西神奈川大学鉄道旅同好会。ここへ入るために、四十九院香澄は、射程圏内の東大京大へは進学せず、親を納得させるためお嬢様大学に進学した。 そこは、西神奈川大学鉄

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2012/10/07(日) 20:53:34

この記事に対するコメント

どうも私には旅のよさがいまいち分からない一冊でした。
叔父の失踪の方が気になって、そっちをどうにかして欲しいと切に願ってしまいました。(苦笑)
ちょっと都合よすぎのところも気になって。元恋人が偶然日本に来てたりとか。
ま、そうじゃないと話進まない??

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2012/10/07(日) 20:55:53
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物語の大元になっている叔父の失踪の種明かしはたしかにあやふやで、欲求不満が残りましたね。
香澄かな?なんてちょっと思ったのだけれど、それにしてもはっきりしませんよね。
広げて忘れちゃうのはお得意、ということでしょうか。^^;

  • 投稿者: ふらっと
  • 2012/10/07(日) 21:26:47
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