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林真紅郎と五つの謎*乾くるみ

  • 2012/10/13(土) 16:58:14

林真紅郎と五つの謎 (カッパ・ノベルス)林真紅郎と五つの謎 (カッパ・ノベルス)
(2003/08/21)
乾 くるみ

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複雑な波形が脳裏で重なるとき、林真紅郎の前にもはや謎はない!
林真紅郎は35歳の元法医学者。妻を事故で亡くしたことがきっかけで大学を辞めてからは、「隠居」生活を送っている。そんな彼が出会う不思議な5つの事件。バラバラに見える謎すべてが脳裏でシンクロした時に見える真相とは?


「いちばん奥の個室」 「ひいらぎ駅の怪事件」 「陽炎のように」 「過去から来た暗号」 「雪とボウガンのパズル」

林四兄弟シリーズの一作目。探偵役は四男・真紅郞。190cmを超える長身が特徴で、一年半前に妻を亡くして以来、三十五歳の若さで隠居暮らしである。だがなぜか、彼が赴くところに事件があり、謎を解きほぐさんと思考をめぐらすうちに、パズルの最後のピースがカチッとはまるようにシンクロして謎を解き明かすのである。だから真紅郞というのはどうかと思わなくもないが、まぁ、お遊びと言ったところか。三男の茶父とは全く違うキャラクターだが、どことなくとらえどころがないところは似ていると言えるかもしれない。謎解きにさして一生懸命ではないように見受けられるし、ときに見当違いだったりもするし、人任せだったりもするが、なぜか憎めないキャラクターではある。林四兄弟の揃い踏みを見たいシリーズである。

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