ガレキノシタ*山下貴光

  • 2012/10/22(月) 17:04:11

ガレキノシタガレキノシタ
(2012/07/19)
山下 貴光

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私たちは閉じ込められている。夢じゃないぞ。友情、恋愛、いじめ、家族…それぞれに問題を抱えた生徒や教師が生と死のはざまで見つけたものは―!?亙礫の下で何かが生まれる―感動の傑作サバイバル小説。

「……きっかけは一九九五年に韓国で起きた三豊百貨店崩壊事故だ。(中略)
瓦礫に閉じ込められ、悲劇に見舞われた彼らではあるが、
そこで先ほどまでつづいていた生活がなくなってしまうわけではない。(中略)
彼らは悲劇の象徴ともいえる巨大な瓦礫と向き合いながらも生活をつづけ、
抱えたままの問題や自分自身とも向き合ったのではないか。
…そして、そういう物語を書きたくなった。
――山下貴光(月刊J-novel2012年8月号より)」


ある日の高校の休み時間、突然校舎が倒壊し、教師や生徒が瓦礫の下敷きになった。我に返り置かれた状況を把握したとき、彼らの胸に去来したものは、そして彼らがとった行動は何だったのか。何人かの生徒、教師のそのときが描かれているが、どれも涙なしには読むことができない。それぞれが、どんな風に生きてきたか、どんな心構えを持っていたかという本性の部分が現れ、それはこれからどんな風に生きていくか、ということにもつながっていくように思われる。なにができるか、どう生きるか、を考えさせられる一冊でもある。

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