チマチマ記*長野まゆみ

  • 2012/12/18(火) 08:50:07

チマチマ記チマチマ記
(2012/06/27)
長野 まゆみ

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小巻おかあさんの家で飼われることになったチマキ、ノリマキの迷いネコ兄弟。複雑な関係だけど仲良しな大家族「宝来家」で、食事を一手に引きうけているのはおかあさんの息子・カガミさん。家族の健康を第一に、カガミさんは美味しくて身体にいい食事を黙々と作り続ける。もうひとつ、カガミさんが気になるのは、中学・高校の先輩で宝来家に居候している桜川くんの存在なのだが…。


初めに人物相関図が載せられているように、複雑な人間関係の宝来家である。だが、みんなさらりと明るく、前を向いて暮らしているので、つい複雑さを忘れてしまう。もともと迷い猫だったチマキとノリマキ兄弟の兄・チマキの目線で書かれているのが新鮮である。ずいぶんとお利口さんなのである。そして何といっても魅力的なのは、粽たちの飼い主・小巻さんの息子のカガミさんの作る料理である。みんなの健康を考え、あたたかい気持ちで丁寧に作られた料理はどれもとてもおいしそうで、カガミさんが語る薀蓄もとても役に立つことばかりで、すぐにでも実践したくなる。ちょっぴり切なくて、愛にあふれた一冊である。

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