コモリと子守り*歌野晶午

  • 2013/01/22(火) 07:27:50

コモリと子守りコモリと子守り
(2012/12/15)
歌野 晶午

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巧緻きわまりない本格ミステリーにして、誘拐ミステリーの傑作!!

引きこもりの友人の窮地を救うため、17歳の舞田ひとみは幼児誘拐事件の謎を追うのだが……。
ひとつの事件の解決は、あらたな事件の始まりだった!
勉強に育児に忙しいひとみが、前代未聞の難事件に挑む!!


舞田ひとみシリーズ第三弾。二作目、読んでいなかったかも…。
語り手が引きこもり(コモリ)の馬場由宇なので、初めのうちは舞田ひとみシリーズとは気づかなかったが、由宇はひとみに厄介ごとを持ちかけ、その手を煩わせるばかりで、やはり、事件を解き明かすのはひとみなのである。高校生の探偵ごっこと言うには、幼児虐待あり、身代金誘拐あり、殺人ありと、事件は本格的すぎるのだが、ひとみの観察眼と洞察力、推理力がものを言うのである。身代金誘拐の顛末は、とてもあの夫婦が考え出したとは思えないのがリアリティに欠けると言えなくもないが、どうしようもないヤツというのはどうしようもない知恵は働くものなのかもしれない。しかしこの動機と結果は痛ましすぎる。まだまだ続いてほしいシリーズである。

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