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シロシロクビハダ*椰月美智子

  • 2013/01/23(水) 14:05:24

シロシロクビハダシロシロクビハダ
(2012/11/27)
椰月 美智子

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化粧品メーカーの研究部に勤める秋山箱理の肩には、目に見えないゆでだこの「タコリ」が乗っている。子供のころ世の中とうまく折り合えなかった箱理をいつも助けてくれたタコリが、17年ぶりに再来したのだ。それとともに、平和だった箱理の家族と仕事に波乱が生じはじめて・・・。なぜか完璧な白塗り化粧で素顔を隠しつづける祖母・ヨシエ、奔放なライターの姉・今理、熱血漢の弟・万理とその恋人、化粧品開発に賭ける同僚ら個性豊かな登場人物の織り成すドラマを温かく、ときに切なく描く魅力作。


箱理は空想の産物(?)のゆでだこのタコリを肩にのせているちょっと変わった子どもだった。大人になったいまは、化粧品メーカーの研究部に勤めている。相変わらず浮世離れしてはいるが、仕事はやりがいがあり、まあなんとなく職場の人間関係もうまくいっている風である。そんな折、しばらく現れなかったタコリが姿を現した。姉の今理、弟の万理とのあれこれ、祖母ヨシエさんの白塗り化粧の秘密、職場の同僚とのやり取りや仕事の達成感、そして工場での仄かな恋心など、箱理の日常は平穏なんだか波乱万丈なんだかよくわからない。でも、何があっても箱理は箱理でいてほしいと思わされる一冊である。

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この記事に対するコメント

白さに透ける波乱が楽しい

いろいろ秘めてる感があって、とてもおもしろい作品でした。
ネットを検索していたら、椰月美智子さんを解説する記事も。
http://www.birthday-energy.co.jp/
秘密めいたからくりを生み出すのがお得意の様ですね。
あと、小説家になろうとした動機が面白い。
作家さんって、なんかちょっとおもしろいですね。
・・・というか、作品にもご自身の性格がにじみ出るんですね~。

  • 投稿者: はるお
  • 2013/02/05(火) 22:35:14
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日常のなかに潜む不思議、のような物語でした。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2013/02/06(水) 05:46:21
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