真夜中のパン屋さん--午前2時の転校生*大沼紀子

  • 2013/01/27(日) 16:41:42

真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)
(2012/12/05)
大沼 紀子

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夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。彼が企む“計画”によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾。


今回のキーは転校生である。希実のクラスにやってきた腹話術が得意な美作孝太郎は、どういうわけか希実にすり寄ってくる。そしてもうひとつ挟みこまれている、将来は魔法使いになりたいという転校生のエピソードは誰のものなのか。こだまの実父や、こだまの母・織江さんが再婚するかもしれないと思われた男、そして転校生を取り巻く出来事に希実たちも巻き込まれることになる。希実を大切に思う、暮林や弘樹の熱い気持ちはいままで以上で、ほのぼのとさせられるが、その一方で、希実の過去の真実に近づいているようで、ハラハラさせられる。次作で希実が不幸にならなければいいのだが、と願わずにはいられない一冊である。

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