土井徹先生の診療事件簿*五十嵐貴久

  • 2013/02/07(木) 16:58:38

土井徹先生の診療事件簿土井徹先生の診療事件簿
(2008/11)
五十嵐 貴久

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殉職警官を父に持つ令子は、24歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしていたら、「命を狙われている」と訴えるノイローゼ気味の偏屈な老人を訪ねることに。その老人宅で出会ったのが、病気のダックスフントを往診していた獣医の土井徹先生とその孫・桃子。ダックスフントと「話した」先生は、驚きの真実を令子に告げる…(「老人と犬」)。いつでも暇な副署長・令子、「動物と話せる」獣医・土井先生、おしゃまな先生の孫・桃子。動物にまつわるフシギな事件を、オカシなトリオが解決。心温まるミステリー。


「老人と犬」 「奇妙な痕跡」 「かえるのうたが、きこえてくるよ」 「笑う猫」 「おそるべき子供たち」 「トゥルーカラー」 「警官殺し」

井の頭公園を管轄内に持つ、南武蔵野署が舞台である。主人公は、ノンキャリアながら絶大な人望があったのに殉職した父を持つ、バリバリのキャリアの立花令子、24歳。父のおかげで大事にされ過ぎ、いわばお飾りのような存在になっているのだが、たまたま声がかかった事件で偶然に知り合った獣医の土井先生の力を(全面的に)借りて、曲がりなりにも事件を解決してしまったりする。真の主役は土井先生と言ってもいいだろう。最後の事件は、未解決のようなものなので、ぜひ続編を書いてほしい。土井先生と桃子ちゃんの活躍ももっと見たいし。土井徹先生のファンになってしまった一冊である。

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