fc2ブログ

巡礼者たち*天童荒太

  • 2004/09/16(木) 18:18:33

☆☆☆☆・


――『家族狩り 第四部』

 孤立無援で事件を追う馬見原は、四国に向かった。
 捜査のために休暇を取ったのだ。
 彼はそこで痛ましい事実に辿りつく。
 夫に同行した佐和子は、巡礼を続けるものの姿に
 心を大きく動かされていた。
 一方、東京では、玲子のことを心配する游子と、
 逃避行を続ける駒田の間に、新たな緊張が走っていた。
 さまざまな鎖から身を解き放ち、
 自らの手に人生を取り戻そうとする人びと。
 緊迫の第四部。

                       (文庫裏表紙より)


心はそれぞれに 少しずつ拠り所を見つけ 解きほぐされ始めているように見える。だが、それとは裏腹に事件は哀しい真相に近づきつつあるようだ。
壊されたものは何で、失ったものは何なのだろう。
物語の先にあるのが光なのか それとも気配さえ殺すような闇なのか、最後の第五章を開くのが怖い。



  # 第三部『 贈られた手』の覚え書きは9/6に。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する