小説乃湯*有栖川有栖 編

  • 2013/04/09(火) 21:18:45

小説乃湯  お風呂小説アンソロジー (角川文庫)小説乃湯 お風呂小説アンソロジー (角川文庫)
(2013/03/23)
有栖川 有栖

商品詳細を見る

古今東西、お風呂にまつわる傑作短編を集めました。滑稽話に純文学、ミステリにファンタジー、さらにSF、幻想、現代小説と各種取り揃えております。お風呂の種類も内風呂、銭湯、サウナ、温泉とよりどりみどり。一入浴につき一話分、お風呂のお供に小説浴はいかがですか?熱読しすぎて湯あたり注意。お風呂好きに贈るお風呂オンリーアンソロジー。お風呂小説の面白さについて熱く語る!?編者あとがきつき。


「浮世風呂」式亭三馬 「柳湯の事件」谷崎潤一郎 「泥濘」梶井基次郎 「電気風呂の怪死事件」海野十三 「玄関風呂」尾崎一雄 「美少女」太宰治 「エロチック街道」筒井康孝 「あの世は夢かサウナの汗か」辻真先 「秘湯中の秘湯」清水義範 「水に眠る」北村薫 「花も嵐も春のうち」長野まゆみ 「旅をあきらめた友と、その母への手紙」原田マハ

お風呂小説と言ってもさまざまである。おどろおどろしいものから、艶めいたものから、ファンタジーまで、色とりどりの世界である。お風呂という本来極プライベートで、鎧を脱ぎ捨てて素に戻る空間がテーマだからか、ちょっとした油断や隙を突いてするりと物語が身の裡に滑り込んでくるような心地に何度かなった。のんびり浸かるだけでは済まない一冊である。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する