RE*PAIR*吉永南央

  • 2013/05/30(木) 16:49:51

RE*PAIRRE*PAIR
(2012/10/09)
吉永 南央

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互いに心を残したまま別れた元婚約者が、十年ぶりに帰ってきた。バラバラ殺人、消えた大金…リペア職人・透子の周囲で、封印したはずの過去が、音を立てて動き出す。気鋭の作家が描くミステリアス・ラブ。


革製品の修理を生業とする透子。かつて地味な見た目の割に奔放な母のその奔放さによって、砕かれた家族や恋人との関係を胸に仕舞い込んで、やっと平穏に過ごせるようになってきたところだった。かつての恋人が家族とともにすぐ目の前のマンションに住まうようになり、かつての事件が少しずつ姿を現し始め、透子の日々は平穏ではいられなくなった。革製品を修繕するように、人と人とのつながりも修繕できればいいのだが…。何もかもをあきらめたからこその凪いだ湖面に、ぽつりと垂らされた一滴のように、波紋がどんどん広がる様が切なく哀しくそして熱い一冊である。

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