八朔の雪--みをつくし料理帖*高田郁

  • 2013/09/16(月) 21:27:11

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
(2009/05/15)
高田 郁

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神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!


初読みの作家さんだったが、大当たりである。また愉しみなシリーズを見つけてしまった。時代小説なので、江戸の風物や人情などももちろん愉しめるが、主人公・澪の出身地である大坂と江戸との風習や好みの違いなども興味深い。そしてなにより、サブタイトルの「料理帖」でも判る通り、澪が工夫に工夫を重ね、丹精込めて拵えた料理の数々が魅力的で思わずお腹が鳴るようである。しばらく追いかけてみたいシリーズである。

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