ようこそ、わが家へ*池井戸潤

  • 2013/10/05(土) 17:02:21

ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
(2013/07/05)
池井戸 潤

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真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。


大好評だったドラマ「半沢直樹」で銀行から出向させられた近藤が半沢のキャラになったような倉田が主人公である。そんな倉田が仕事帰りの代々木駅で、人を押し退けて電車に乗ろうとした男を注意したことから、あとをつけられ、自宅にまで嫌がらせを受けるようになる。会社人としての倉田と、家庭を守る夫や父としての倉田が並行して描かれているのがいままでにない趣向である。そこに息子がらみの別の思惑も合わさって、恐ろしさが増している。家庭でも会社でも、倉田は周りの助けを借りながら事を解決していくのはいつもの池井戸流である。著者の作品なので、着地点の予想はつくのだが、それでもなおハラハラドキドキ愉しめる一冊である。




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じゃじゃままブックレビュー

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ようこそ、わが家へ 池井戸潤著。

《★★★》 銀行から出向中の真面目なサラリーマンが駅のホームでトラブルになったことから、家には嫌がらせが続き、社内では営業部長の不正に気付いたことで窮地に立たされる。 タイトルからは想像できなかった、でもいつもの池井戸氏らしい物語。 私はてっきり、池井戸…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2014/01/04(土) 16:36:02

この記事に対するコメント

ふらっとさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

タイトルからは想像できなかった、でも池井戸さんらしい作品でしたね。
頑張ったのにこれから倉田はどこへ行くのかちょっと心配なラストでした。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2014/01/04(土) 16:38:09
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じゃじゃままさん
あけましておめでとうございます。
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。

ひと味違えど、やはり池井戸作品でしたね。
職場にも家庭にも問題を抱えているとは言え
支えてくれる助っ人がちゃんといるところが著者流ですね。
もやもやするところもあるけれど、倉田も一段強くなったような気もします。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2014/01/04(土) 18:16:38
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