三月*大島真寿美

  • 2013/10/09(水) 21:21:35

三月三月
(2013/09/19)
大島 真寿美

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短大を卒業してからおよそ20年。同窓会の案内を受けとって以来、ノンは学生時代に亡くなった男友達のことが気になりはじめる。彼は自殺ではなかったのではないか?ノンは仲のよかった友人に連絡を取ると―。
仕事や家庭、それぞれの20年の時を歩んできた女性6人。学生時代の男友達の死を通じて明らかになる「過去」。その時、彼女たちが選ぶ道は―。未来に語り継ぎたい物語。


「モモといっしょ」 「不惑の窓辺」 「花の影」 「結晶」 「三月」 「遠くの涙」

章ごとに、領子→明子→花→穂乃香→則江(ノン)→美晴と、主役を替えて語られる物語である。三月と聞くと、あの日以来身構えるようになってしまっているのだが、「三月」の章はなんの災いもなく、アメリカにいる美晴以外の五人が昔に思いを馳せ、いまを確かめて過ぎるのだが、「遠くの涙」の章でそれだけでは済まなかったことが判る。だが、そのことも含めて、彼女たちが現在の自分を見つめ直すきっかけを掴めたような明るい兆しがうかがえたのが、なによりよかった。あしたがあるじゃないか、と思わせてくれる一冊でもある。




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三月 大島真寿美著。

《★★★★》 短大を卒業してからおよそ20年。同窓会の案内を受けとって以来、ノンは学生時代に亡くなった男友達のことが気になりはじめる。彼は自殺ではなかったのではないか?ノンは仲のよかった友人に連絡を取ると―。仕事や家庭、それぞれの20年の時を歩んできた女性6…

  • From: じゃじゃままブックレビュー |
  • 2014/04/12(土) 17:42:42

この記事に対するコメント

領子も、花も、美晴も、この後誰かと出会えるかな~とか、ノンは夫とどうなるのだろう、とすべてがハッピーエンドではないのに、なぜか応援したくなるし、自分もまた頑張ろう!と思わせる、そう、大島作品はそれが魅力なんですよね~。
彼女たちが自分の明日を見つめる、それが嬉しくなる、小説でしたね。

  • 投稿者: じゃじゃまま
  • 2014/04/12(土) 17:45:39
  • [編集]

そうなんですよね。
万々歳のハッピーエンドでは決してないのに
なぜかこれから上向いていく気分にさせられます。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2014/04/12(土) 18:23:15
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