ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!*原宏一

  • 2013/10/10(木) 16:48:11

ヴルスト! ヴルスト! ヴルスト!ヴルスト! ヴルスト! ヴルスト!
(2013/09/19)
原 宏一

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19歳の若造と59歳の親爺が挑む、人生の正念場!
ヴルスト職人を夢見てソーセージ作りに没頭する還暦目前の男・髭太郎。
大学コンプレックスから「高認」を受けるため試験勉強に励む成人目前の男・勇人。
二人が旨いソーセージを求めて乗り込んだドイツには、ヴルストの真髄と、髭太郎の“謎"が秘められていた。
追い詰められた男たちの夢と奮闘の物語。


初めは、髭太郎、自分勝手で無茶苦茶!という印象だった。それが次第にそうでもないのでは?と思えてくるのである。無茶振りされるほど、勇人の勉強の能率もなぜか上がり、思いがけず自分の生き方のことまで真剣に考えるようになっていく様子を見ていると、髭太郎のひと言ひと言にも――実際には自分のことで精いっぱい故の行動だったとしても――勇人にとっての意味があるように見えてくるのである。意外なところが繋がっていたりもして、明るいラストなのも嬉しい。ただ、お金がなかったらこうはならなかっただろうなぁ、という妬ましさ半分の思いもなくはない。まんまとヴルストが食べたくなる一冊である。

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この記事に対するコメント

やっと読みました、原さんの最新作。
ワケありなふたりがいろいろな経緯を経ながら…という
原さんらしいじれったいような、うずうずするような展開。
ほんとにパキッと音をさせてヴルストが食べたくなります。1

  • 投稿者: チョロ
  • 2013/10/21(月) 17:45:19
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結構無謀な挑戦でしたけれど、なんだか愉しかったですね♪

  • 投稿者: ふらっと
  • 2013/10/21(月) 18:51:31
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