花散らしの雨--みをつくし料理帖*高田郁

  • 2013/10/11(金) 18:51:15

花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖
(2009/10/15)
高田 郁

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元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!


シリーズ二作目である。登龍楼の嫌がらせからやっと逃れて、やっとおいしい料理をお客に愉しんでもらうことに集中できると思われたが、そうは問屋がおろさなかった。思いもしないやり方でまたもや澪たちの邪魔立てをする登龍楼なのである。そんなに自分たちの料理に自信がないのか、と言ってやりたい思いである。しかも、おりょうや太一が病に倒れたり、恋敵と思われたりと、澪も休まる暇がない。それでも、料理の工夫だけは忘れず、新しい食材や調味料を見つけ出しては試して、よりお客に喜んでもらおうとする姿勢はあっぱれである。次作では小松原との関係が少しは進展するといいのに、と思わず願ってしまう一冊である。

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