道頓堀の大ダコ--鍋奉行犯科帳*田中啓文

  • 2013/10/22(火) 16:38:29

道頓堀の大ダコ (鍋奉行犯科帳) (集英社文庫)道頓堀の大ダコ (鍋奉行犯科帳) (集英社文庫)
(2013/08/21)
田中 啓文

商品詳細を見る

道頓堀に巨大なタコが現れた。対処に大わらわの大坂西町奉行所の面々をよそに、大食漢の名物奉行・大邉久右衛門が用人・佐々木喜内に命じたのは―(『蛸芝居』)。連日連夜、豆腐ばかりの献立に、久右衛門は爆発寸前。どうやら財政難のせいばかりではないようで―(『地獄で豆腐』)。書き下ろし1編を含む垂涎必至の4編を収録。大坂を舞台に描く、謎あり恋ありグルメありの食いだおれ時代小説第2弾。


江戸物ではない時代小説が珍しいということもあり、やはり面白い。商人の町大坂らしく、武士の形無し感がなんとも味があり、可笑し味がある。久右衛門の食べっぷりも相変わらずで、胸が空くし、今回は南蛮料理がどれもおいしそうである。勇太郎の恋の行方も気にかかるが、いつの時代も女性の方が攻めているのが頼もしくもありもどかしくもある。次も愉しみなシリーズである。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する