残月*高田郁

  • 2014/02/08(土) 11:01:23

残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)
(2013/06/15)
高田 郁

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吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは・・・・・。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾。


前作では辛い目にばかり遭っていたので、どうなることかと気を揉んだが、今作では、胸を温かくする前向きな出来事がいくつもあって、ほっとした。しかも、御寮さん・芳がらみの吉事があり、耐え忍び続けてしぼんだ心が潤うのを、澪やつる家の面々とともに喜んだのだった。御寮さんがあそこに納まれば、澪はもしかするとああなって……、と先走って想像を膨らませ、これでやっといろいろ念願がかなうかもしれないと、一人合点までしてしまった。このまま順調にはいかないのだろうとは思うが、次作が愉しみである。そろそろみんながしあわせになってもいいのではないかと思うシリーズである。

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