ビタースイートワルツ*小路幸也

  • 2014/07/29(火) 17:15:03

ビタースイートワルツ Bittersweet Waltzビタースイートワルツ Bittersweet Waltz
(2014/07/10)
小路 幸也

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2000年、北千住の“弓島珈琲”。店主の私(弓島大)を過去の事件から救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪。三栖さんからとおぼしきメールには“ダイへ”とだけ。私と常連の純也は、早速探索に乗り出す。一方、私が過去に巻き込まれた事件に関わることになったあゆみは、女子大生となり、“弓島珈琲”へ出入りする。そのあゆみが、親友と連絡が取れないというのだが…。


コーヒーブルースのときの僕から、ダイの一人称が私になっているのが、時の経過を思わされる。ダイもいまや40歳を目前にしている。だが相変わらず事件を引き寄せる体質はそのままなようである。周りを固める脇役陣も丹下さんや純平をはじめ、今回のキーパーソンである三栖刑事も相変わらず、というか増々格好よくて、久々に故郷に帰ってきたような嬉しさである。今回も事件はひとつではなく、別方向からダイのところにもたらされるのだが、結局はあちこちで点と点が繋がってひとつの太い流れになってしまう。いままでよりもダイの活躍が目立ったように思えるのは、それだけ経験を積んだということだろう。また数年後に会いたい一冊である。

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