ムカシ×ムカシ*森博嗣

  • 2014/08/31(日) 06:52:56

ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)
(2014/06/05)
森 博嗣

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「やっぱり、河童の祟りですか?」大正期、女流作家の百目一葉を世に出した旧家・百目鬼(どうめき)家。当主の悦造・多喜夫妻が、広大な敷地に建つ屋敷で刺殺された。遺された美術品の鑑定と所蔵品リストの作成依頼がSYアート&リサーチに持ち込まれる。河童が出るという言い伝えがある井戸から、新たな死体が発見され、事件は、異様な連続殺人の様相を呈し始めるのだった。百目鬼一族を襲う悲劇の辿りつく先は?


シリーズものだが、ほかは読んでいない。一応一話完結のようなので、物語は愉しめるが、ラストのやり取りが、やはり初めから読んでいないと判らないようである。莫大な遺産を巡る連続殺人の様相を呈する物語であるが、実は殺人の動機はそんなところには全くないのであった。凡人には理解しがたいが、譲れないことというのは人それぞれだと思わされる。ラストの女性が気にはなるが、著者のシリーズを追いかけるととんでもないことになるので、ぼつぼつ、ということにしておこう。人間関係が絶妙な一冊でもある。

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