スターダストパレード*小路幸也

  • 2014/09/27(土) 17:01:26

スターダストパレードスターダストパレード
(2014/09/05)
小路 幸也

商品詳細を見る

傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行―星屑のようなささやかな僕たちの光。『東京バンドワゴン』の著者が描く極上のハートフル・ミステリー。


ワケアリで服役していたマモル。出所した途端、親しい刑事・鷹原が迎えに来ていて、そのまま彼の車に乗せられる。そこにはハーフの小さな女の子が乗っていた。マモルに課せられた任務は、ニノンちゃんというしゃべることのできない5歳の少女を守り抜くことだった。訳も分からずに流れに乗るしかないマモルだったが、鷹原の話しや、なぜか味方につけてしまった追手の男の話しなどで真相に近いところまで察し、的確な判断ができてしまうのは天性のものだろうか。頼もしいことこの上ない。政治家が関わる事件の常とも言えるように公安との手打ちでおしまいになってしまうのだが、これからの彼ら――特にニノンちゃん――の暮らしは穏やかなものになることだろう。マモルはこの先もまた鷹原に呼び出されそうな気がするが、自分を大切に生きていってほしいと思わずにいられない一冊である。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する