誰かと暮らすということ*伊藤たかみ

  • 2014/09/28(日) 21:10:25

誰かと暮らすということ誰かと暮らすということ
(2009/10/30)
伊藤 たかみ

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当たり前の幸せは、当たり前そうに見えれば見えるほど手に入れにくいものなのです。うまく気持ちを伝えられない不器用な男女、倒産寸前の店を抱える夫婦、離婚してひとり暮らしを始めた女性…ひとつの町に浮かび上がる、著者新境地のハートウォーミング・ストーリー。


表題作のほか、「セージと虫」 「子供ちゃん」 「やや」 「サッチの風」 「イモムシ色」 「アンドレ」 「サラバ下井草」 

物語の本流は、職場の同期で、存在感のない虫壁知加子と安藤正次が、お互いをなんとなく嫌いではないところから、次第に近づいていく過程である。そこに、彼らが暮らす下井草で、ほんの少しずつかかわった人たちのエピソードが挟み込まれ、緩やかな連作になっている。誰かと暮らすことの自由さと不自由さ、気楽さと窮屈さ、そしてし幸福と少しずつの我慢などをしみじみと思ったりしてみるきっかけになりそうな一冊である。

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