おやすみラフマニノフ*中山七里

  • 2014/10/08(水) 17:01:02

おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)
(2010/10/12)
中山 七里

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秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。


岬先生のシリーズ(?)でうれしい。貴重な楽器の紛失と損壊、そして脅迫状と物騒な事件が次々に起こり、そんな中で学生たちは、疑心暗鬼に駆られながらも演奏会に向けて練習を積んでいる。岬先生が指揮者になってからのオケの充実ぶりは見ていてもうっとりする。ミステリではあるのだが、音楽の魅力や音楽が人に与える力の不思議をも愉しめて昂揚感がある。岬先生の活躍はまだまだこれからも見たいと思わせる一冊である。

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