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古書店アゼリアの死体*若竹七海

  • 2004/12/06(月) 07:59:11

☆☆☆・・



さまざまな不幸を立て続けに体験し、海に向かって大声で「バカヤロー」と叫んで憂さを晴らすために、相澤真琴は葉崎市の海岸にたどり着いたのだった。
ところが憂さを晴らしたと思ったのも束の間、真琴はそこで身元不明の死体を発見してしまう。
この物語は そこから妙な具合に展開してゆくのである。

前作『ヴィラ・マグノリアの殺人』でも登場し、犯人を見つけ出した駒持警部補が今回も 事件を担当している。
地域の名士である前田家の人々の泥沼化した関係や人物描写の見事さはもちろんだが、この駒持警部補の一見切れ者とは見えないのだが 目のつけどころの確かさや推理の的確さは控えめに描かれていながらも惹かれるものがある。

一度足を踏み入れたらずぶずぶと沈みこみそうな泥沼が描かれているにもかかわらず、そこはかとなく爽やかな読後感が残る一冊である。



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本を読む女。改訂版
今日何読んだ?どうだった??

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「古書店アゼリアの死体」

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  • 2005/06/12(日) 03:46:49

古書店アゼリアの死体 [若竹七海]

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  • 2005/08/02(火) 11:01:42

「古書店アゼリアの死体」若竹七海

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「古書店アゼリアの死体」 若竹七海

古書店アゼリアの死体posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 5若竹 七海著光文社 (2000.7)通常1-3週間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る

  • From: 今日何読んだ?どうだった?? |
  • 2006/09/05(火) 20:12:51

この記事に対するコメント

いつもいいコンビ!

駒持さんと、相方の刑事さんのやりとりがいつもおもしろくて大好きです♪
今回はロマンスもありましたしねぇ~!

  • 投稿者: chiekoa
  • 2005/08/02(火) 11:05:02
  • [編集]

TB

成功してよかったです。ありがとうございます。
葉崎シリーズもっともっと読みたいですね。
チラッチラッと顔をのぞかせる前作登場者とか町の様子とかを見つけると
なぜか「ヤッター!」と、ひとりで嬉しくなりながら読みました。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2005/08/02(火) 12:39:53
  • [編集]

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