億男*川村元気

  • 2015/04/16(木) 16:56:58

億男億男
(2014/10/15)
川村 元気

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宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。浮かれる間もなく不安に襲われた一男は、「お金と幸せの答え」を求めて大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。だがその直後、九十九が失踪した―。ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ…数々の偉人たちの“金言”をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。人間にとってお金とは何か?「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?


もっと軽くコミカルな作品かと思って読み始めたのだが、心情的には意外にシリアスで、Amazonの評価の低さの割には面白く読んだ。宝くじで三億円当てた主人公・一男と学生時代からの親友の九十九との関係がなかなか面白いし、別れて暮らしている一男の家族とのつながり方も興味深い。よくありそうな設定のところもないわけではないが、なるほどと思わされるところもある一冊だった。

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私もやっと読みました。そういえば書店で平積みされていたような…
最近はあまりに出版点数が多く、作品の露出時間が短いので
ほとんど知らずに通り過ぎてしまう名作も多くなってしまいます。
私の高校のときのセンセイの格言は「ベストセラーは一年後に読め」
つまり、一時の熱で売り上げ部数だけが独り歩きしたものは読むな、
一年後もまだ評価の高いものだけを読め、ってことですけど。
それでも、ここで紹介してもらって、ハッと気づく瞬間が少なくないのは
うれしい限りです。また愛情に満ちた書評を待っています。

  • 投稿者: チョロ
  • 2015/04/21(火) 17:12:41
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「ベストセラーは一年後に読め」
なかなか深い格言ですね。
確かにそうかもしれません。
この作品、わたしはテレビで紹介されてすぐに図書館に予約を入れてしまいましたけれど……。^^;

一年後にも変わらずに評価が高い作品、流れのはやい昨今、なかなか難しいかもしれませんね。

  • 投稿者: ふらっと
  • 2015/04/21(火) 18:20:59
  • [編集]

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