ヒア・カムズ・ザ・サン--東京バンドワゴン*小路幸也

  • 2015/06/15(月) 07:08:51

ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン
小路 幸也
集英社
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老舗古書店“東亰バンドワゴン”を営む堀田家に、まさかの幽霊騒ぎが持ち上がる。夜中に棚から本が落ち、白い影が目撃されて、みんなドキドキ。我南人たちがつきとめた、騒動の意外な真相とは?さらに、貴重な古文書を巡って招かれざる客が来訪。それが思わぬトラブルへと発展して…。下町の大家族が店に舞い込む謎を解決する人気シリーズ、第10弾!!


「夏 猫も杓子も八百万」 「秋 本に引かれて同じ舟」 「冬 男の美学にはないちもんめ」 「春 ヒア・カムズ・ザ・サン」

第十弾の堀田家である。冒頭でサチさんも言っているように、回を重ねるたびに(当然のことながら)登場人物が増えてきて、導入部分の人物紹介がいささか間延びした印象になってきた気がしなくもない。ただ、それがないと、あれ?この人はどんなエピソードの人だっけ?ということがたまにあるので、ありがたい部分もあるので、痛しかゆしと言ったところではあるのだが。幽霊騒ぎや受験と恋、懐かしい人の再訪、宮内庁がらみの鬱陶しいいざこざ、年老いた猫と新入りの猫、などなど、相変わらず事件を呼ぶ堀田家である。そして我南人がふらふらとどこかへ行ってはここぞというところでいい仕事をするのもお決まりである。てんやわんやの朝食風景と言い、この水戸黄門的お決まり感が魅力のひとつと言えるかもしれない。いつまでも元気で顔をそろえていてもらいたい堀田家のシリーズである。

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