桜の下で待っている*彩瀬まる

  • 2015/11/18(水) 17:01:46

桜の下で待っている
桜の下で待っている
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彩瀬 まる
実業之日本社
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面倒だけれど愛おしい――「ふるさと」をめぐる5つの物語

桜前線が日本列島を北上する4月、
新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは――。
婚約者の実家を訪ねて郡山へ。亡くなった母の七回忌に出席するため仙台へ。
下級生を事故で亡くした小学4年生の女の子は新花巻へ。

実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと……
複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いを
あざやかな筆致で描く、「はじまり」の物語。
ふるさとから離れて暮らす方も、ふるさとなんて自分にはない、という方も、
心のひだの奥底まで沁みこむような感動作。


表題作のほか、「モッコウバラのワンピース」 「からたち香る」 「菜の花の家」 「ハクモクレンが砕けるとき」

東北新幹線で北へ向かう人たちと、それぞれの家族の事情、幼いころの思い出とこれからのこと。懐かしさ、覚悟、複雑な思い、さまざまな思いを抱えて故郷に帰り、そこで何かを得て、いまの居場所に戻っていく。そしてそんな人たちを見守る車内販売の女性たちのまなざし。なんとなく故郷の懐かしい風景を観に行きたくなるような物語ではあるのだが、個人的にはどことなく物足りなさを感じてしまう一冊でもあった。

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