純喫茶「一服堂」の四季*東川篤哉

  • 2015/12/19(土) 17:12:52

純喫茶「一服堂」の四季
東川 篤哉
講談社
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古都・鎌倉でひっそりと営業する古民家風喫茶「一服堂」。エプロンドレス姿の美人店主は、恥ずかしがり屋で人見知り。しかし、事件となるとガラリと人が変わってしまう。動機には一切興味がない安楽椅子型の名探偵が「春」「夏」「秋」「冬」の4つの事件を鮮やかに解く、連作シリーズ!


安楽椅子と書いて、「あんらくよりこ」と読む。純喫茶「一服堂」の店主にして、安楽椅子探偵である。個人的には、客の話す猟奇殺人の内容を聞き、突如スイッチが入るときに、カップやグラスを叩き割るのは、いささかいただけない気がするが、そのギャップにやられる人もいるのかもしれない。常連客が連れてきた新しい客が常連になったりして、季節ごとの連作になっているのだが、仕掛けがさまざま配されていて工夫されている印象ではある。すでにあるこの手の物語のテイストを少しずつ寄せ集めた感がなくはないが、そこそこ愉しめる一冊ではあった。

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