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ラビュリントスの日々*坂井修一

  • 2005/01/10(月) 08:50:00

☆☆☆・・


二十歳から二十七歳にかけて詠まれた歌を編んだ第一歌集。

内側に向かう思考、熱さを冷たい膜の内側に閉じ込めたように見える静かさ、揺れ、を感じさせられる歌たちである。


 言ひ終へて言ひきらざるを悲しみぬ冬の江戸川ただにみなぎる

 明暗のいづれともなき生ならむしづかな霜を雀は踏みぬ

 心底ゆ言ひしことばに違はねどまことかうそか吾も知らぬなり

 ハ長調よりの変位のみだらなる愉しさへ日々君をいざなふ

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