小説の家

  • 2016/09/04(日) 18:37:59

小説の家
小説の家
posted with amazlet at 16.09.04
柴崎 友香 岡田 利規 山崎 ナオコーラ 最果 タヒ 長嶋 有 青木 淳悟 耕 治人 阿部 和重 いしい しんじ 古川 日出男 円城 塔 栗原 裕一郎
新潮社
売り上げランキング: 130,088

この家の窓からは“大切なもの"が見える。

上條淳士、福満しげゆき、倉田タカシ、師岡とおる、近藤恵介など
豪華アートワークと共に贈る、前代未聞のアンソロジー。満を持して誕生!

「鳥と進化/声を聞く」 短編でしか拾えない声、柴崎友香の新境地。
「女優の魂」 チェルフィッチュの傑作一人芝居にして岡田利規の傑作短編小説。
「あたしはヤクザになりたい」 たくさんのたった一人のために。山崎ナオコーラが描く永遠。
「きみはPOP」 最果タヒがプロデュースする視覚と音の世界。小説と詩の境界。
「フキンシンちゃん」 新人漫画家・長嶋有の風刺&生活ギャグまんが、たくらみに満ちた続編。
「言葉がチャーチル」 お前はすでに終わってる。青木淳悟が始末する世界史。
「案内状」 あの耕治人が全国の文系男子を激励! 幻の作品。時空を飛び越えて収録。
「THIEVES IN THE TEMPLE」 白いスクリーンに映り込む人間模様の黒い影。文学を漂白する阿部和重の挑戦状。
「ろば奴」 いしいしんじはよちよち歩きで世界の果てまで到達する。奇跡の作品。
「図説東方恐怖譚」「その屋敷を覆う、覆す、覆う」 そのとき、古川日出男は現実を超越する。
「手帖から発見された手記」 すべてはここから始まった。円城塔によるまさかの大団円。

その他、栗原裕一郎の埋もれた文学史を探索する論考、編者・福永信の長すぎる謝辞など、ここでしか読めない読み物満載。

ブックデザイン・名久井直子


色とりどりの物語であり、さらにページ自体にもさまざまな工夫が凝らされ、ページをめくるたびに驚きがあって、飽きさせない。光るように白い阿部氏の作品は、蛍光灯の下で読めないことはないのだが、目が疲れすぎて途中で断念してしまった。作家のみなさんも、普段使わない思考回路を使われたのではないかと想像するのも愉しい。いろんな意味で挑戦にあふれた一冊である。

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