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トッカン 徴収ロワイヤル*高殿円

  • 2018/05/22(火) 18:21:44

トッカン 徴収ロワイヤル
高殿 円
早川書房
売り上げランキング: 108,606

税金滞納者に日々納税指導を行なう、国の取り立て屋・国税徴収官は、必要不可欠だけれど、一般には好かれにくい、厳し~い職業である。なかでも、とくに悪質な案件を扱うのが、特別国税徴収官(略してトッカン)だ。情け容赦のない取り立てで「京橋中央署の死に神」と怖れられるトッカン鏡の下、若手徴収官ぐー子が挑むのは、税金とその奥にひそむ人生の難問の数々――飲食店の巧妙に隠された滞納金捜しや、相続税が払えない老婦人の救済と公売ハウツー、税大研修での鬼畜ゼミ発表会や、ブランド品密売人を追っての対馬出張大捕物など……鬼上司・鏡によって磨かれたぐー子の徴収スキルが炸裂するとき、待ち受ける意外なラストとは?
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バラエティ豊かな徴収官たちの仕事ぶりを、鏡とぐー子がお伝えします。お金の勉強になりつつ、明日への希望が溢れてくる、No.1税金ミステリ『トッカン』シリーズ初の短篇集。全6篇収録。


「幻の国産コーヒー」 「人生オークション」 「徴税官のシャランラ」 「五年目の鮭」 「招かれざる客と書いて本屋敷真事と読む」 「対馬ロワイヤル」

ハスキー犬のような鬼上司・鏡のやり口にもずいぶん慣れ、ぐー子こと鈴宮深樹の徴収官としての腕も一人前になりつつある。二人の掛け合いの絶妙さは相変わらずで、この関係は崩さないでほしいと願ってしまう。今回のどの事案も、一筋縄ではいかず、巧みに利用されたりもするのだが、ぐー子の機転が見事に功を奏することもあって、文句なく愉しめる。この先の移動で、鏡トッカンとぐー子の処遇がどうなるのかも気になる。長く続いてほしいシリーズである。

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